11月26日(火)ブリュッセルで迷子 | |
さて、今日はトラムに乗って市街地のほうへ行ってみます。 でもずっと続いている時差ぼけのせいなのか毎日早起きで、出かけても何処も開いてない時刻。 ゆっくり朝食をとって支度をしてまず向かったのは、プレメトロ「Stockel(ストッケル)駅」。 この駅の構内の壁には「TINTIN(タンタンの冒険)」のフレスコ画が一面に描かれているのです。 このタンタンの作者エルジェはベルギー出身の漫画家なので、こうして駅の壁画になっていたり 街中の家の壁にも絵があったり、タンタン好きにはたまらない場所なのです。 もちろんワタシもその一人で、この旅の間じゅうつけていた時計もタンタンショップで買ったものだったり。 駅は終着駅なので、常に始発列車が停まっている状況。 両側に描かれた絵を一度に見る事はできません。 なので電車が出て行くのを待ってもう片側の絵を撮ります。 もちろん両側それぞれ絵が違うんですよ。 しこたま写真を撮ってから再びトラムに乗って戻ります。 車内はアコーディオン奏者が乗客の前で弾いてまわります。 この光景はパリのメトロでも見かけますが、ブリュッセルのほうが多かったなぁ。 それから物乞いも多くて、遭遇する度に暗い気持ちになったりしました。 ブリュッセル中央駅に到着して、世界遺産のグランプラスという広場に向かおうと思ったのですが 今回ワタシ、重いという理由でガイドブックを日本に置いてきてしまい、手にはプリントアウトした ものすごい読みにくい路線図と、気になったお店の住所が書かれたメモ帳のみ; いくら「アパート滞在がブリュッセルに来た主な目的」だからって、自分あまりにノープランすぎた・・・。 行けば何とかなるだろー(方向音痴のくせに)なんて軽い気持ちで来たものの、 グランプラスがどこだかわからず・・・。 フリーペーパーが置いてあったところから、地図の入ったカフェガイドをもらって その地図を頼りに行動する事にしました。 ・・・しかしこれがまたわかりにくい地図で; 何が何の建物なのかよくわからずに適当に目ぼしい風景や建物を写真に収めて歩いていたのですが 後から見直すと、本当に見当違いのところを歩いてたなーと笑ってしまいます。 まず、グランプラスからいきなり正反対の所に向かっている自分。 何かそれっぽい教会とお店が見えてきました。 有名なチョコレート屋さんがたくさんあって、広場の中央はイベントに向けてなにやら準備をしています。 ・・・・・これがグランプラス? 何か世界遺産というにはしょぼいような・・・。 (この場所、正解は「サブロン」という地区なのですが、それに気づくのは2日後です・・・;) 少し期待はずれと感じながらも広場をぐるり。 でもここには漫画専門店があり、タンタンの銅像があって楽しいです。 周囲をうろついてみると、いつのまにか「ルイーズ」という通りに出ました。 高級ブティックが立ち並ぶおしゃれな通りを歩いているうちにアパート近くの通りの名前が出てきたので 「ここをずっと歩いたらアパートに着ける」と思ったワタシは、店を眺めながらひたすら歩きます。 ・・・・・気づいたら自分が向かっている通りから外れていました。 まっすぐ歩いていても、途中から別の通りになってしまうんですよね・・・。 持っていた適当地図はルイーズで途切れていて、もう自分がどこにいるのかわからない・・・。 来た道を戻って通りの名前を探してもなかなか見つからず、ひたすらうろうろ。 だんだん疲れてお腹も空いてきました。トイレにも行きたい・・・。 バッグに入れていた水筒のコーヒーとチェリーパイを歩きながら補給してうろうろしていると、 ずいぶん歩いたのにいつのまにかルイーズに戻ってきてました; もうここからは観念して、おとなしくトラムに乗ってアパートまで帰りましたが・・・。 この、「途中からいきなり道の名前が変わる」「道が斜めに伸びているから方角がわからなくなる」という事には 過去にも何度も惑わされていてその度に迷子になってるんですが 今回は更に「フランス語とオランダ語の2つの名前がある」事になかなか慣れず 数日間さ迷うことになったわけです。 持っていた適当地図と適当路線図には仏語の名前しかかいてなかったので、 オランダ語の名前を見て「ここじゃない」と思って通りすぎてしまったり・・・。 数日後、位置がわかってからだとブリュッセルはそれほど大きな街でもなくて結構歩けてしまうのがわかるのですが、 この時は心細さでホームシックにかかりました。 ・・・といっても、日本へ帰りたいわけではなくて、歩きやすかったボルドーへのホームシックです; 部屋まで戻ってきて、疲れたので今夜も家飯にすることに。 今日もスーパーに買出しです、 大きなパックに入ったムール貝(大好物)が驚きの安さだったので、今夜はこれを食べることにしました。 食事を取って色々ネットで調べなおし。 やっぱりあそこはグランプラスじゃなかったのかー。 じゃあ、イベントの準備もしていたし、あそこは週末にクリスマスマーケットが開催される聖カトリーヌ教会かも! と、新たな勘違いをするのでした・・・(繰り返しますが正解はサブロン地区です) 朝・目玉焼き・サラダ・パン 昼・チェリーパイ 夜ムール貝ワイン蒸し・パン・ビール ムール貝1kg 4.75ユーロ ![]() ![]() |
![]() ストッケル駅。反対側の壁もタンタンです。 ![]() かわいい〜 ![]() 実はこのとがっている塔あたりがグランプラスです・・・ ![]() 漫画専門店にいたタンタンとスノーウィ(仏名はミルゥ) ![]() ここはどこ・・・?状態でしたがマルシェものぞいてみる。 |
サブロン地区の高級チョコレート店。 レオニダスとノイハウスはアパート近くのショッピングセンターにも入ってました。 ![]() |
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