出雲・松江ショートトリップ
2017/2/25〜26

2月25日 東京はれ 島根はれ時々雨

「今年はどこへ行く?」正月に母が一言。
母との一泊旅行がいつの間にか年に一度の恒例行事となっていました。
最初は
「伊勢神宮」と言っていたのですが、「身体の自由がきくうちに遠いところから攻めたい」
去年母が言っていたことから、
「それなら今年はまず出雲大社に行こう」という事になり、行き先が出雲に決定。
そこに一昨年も同行した叔母も加わり、また3人旅となりました。

この冬は日本海側や北海道が寒波で大雪になって大変なことになっていたので
まだまだ寒いであろう2月末の日程に出発まではらはらしたのですが
奇跡的にこの週末はお天気も良くて助かりました。

いつもながら早朝に羽田空港へ向かい、今年はJALで一路、
出雲縁結び空港へ。
丁度JALでは機内でFREE Wi-Fiが使えたため、うきうきと空の上からTweet。
GoogleMapで現在位置を確かめながらフライトを楽しんだりもしてすごく楽しかった!
FREE Wi-Fiずっと続けてほしい〜!

一時間ちょっとで飛行機はあっという間に
宍道湖上空へ。
湖のほとりにある空港は大きくないけど、晴れ間もさしてキラキラときれい。
空港から今夜の宿泊施設に荷物を送るサービスを利用し、身軽になってからバスでまず向かったのは
今回の一番の目的地
「出雲大社」へ。
空港から出雲大社への直通バス、車内の80%が若いお嬢さん達で浮きまくる我々(苦笑)

空港では晴れていたのですが、出雲大社に着く頃には曇り空。
鳥居をくぐるや否や降り出した雨。境内にいる間、結構強く降り出してきました。
折り畳み傘・・・空港から宿に送ったスーツケースの中〜〜〜!
時折雨宿りをしつつ、ガイドブックに書かれた順路に沿ってお参りを終えました。
そして境内から出る時にはまた晴れてきたという・・・。

雨が降ったのを境にぐっと冷え込んできたので、暖をとるためにお昼ご飯にします。
向かった先は前もって母がチェックしていた出雲そばのお店
「荒木屋」さんへ。
ぜんざいのついたセットが食べられるからという事で決めたらしいのですが、どうやらブラタモリの御一行様も訪れたお店のようです。
母と叔母はぜんざいや天ぷらのついたセット、ワタシはとろろそばが食べたかったので三段のそばに。
細麺でさらっと食べられました。
おかわりしようと思ったら出来たかも。

お店を出てから参道を横目に駅へ。
一畑電車で終点の
「松江しんじ湖温泉」まで、のんびりローカル線の旅です。
駅舎が小ぢんまりとしてかわいらしかったです。
途中から見えてきた宍道湖を雲間からのぞいた太陽がキラキラと水面を照らして、なかなか綺麗でした。

駅に着くと、母が
「さっき電車から見えたお土産屋さんに行く!」と言い出し、急遽お土産タイムに;
黙って着いていく叔母とワタシ・・・。
なにせ母にとっては泊まりの旅行なんて年に一度の事なので、とにかくご近所に配るお土産が大量になります。
今回も大きな段ボール1箱ぶんのお土産をその場で配送。
早めに大仕事を終えてスッキリしていました。

予定外のお土産タイムの後は
松江城へ向かいます。
国宝の松江城はワタシも結構楽しみにしていました。
いざ城の内部へ!
・・・と思ったらまたしても脱線;
敷地内部にある洋風建築の
「興雲閣」へ吸い寄せられていきました。
明治天皇が利用するために建てられたものの、結局訪れる事がなかったという興雲閣。
外見は洋風だけど、内部は畳の間があったりと所々和を感じさせるような建物でした。

興雲閣の中には喫茶室があり、丁度お茶の時間だったのでまたも吸い寄せられるように休憩。
城になかなか攻め入れない我々です・・・苺と金柑のタルトおいしかった・・・。

いい加減陽も傾き始めたので天守閣へ入りますよ・・・。
お城内部はそれほど大きくないけれど、展示物も多くて見応え満点。
一番印象的なのが、内部につくられた井戸でした。
お城の構造といい、松江城ならではのポイントがしっかりと見られて満足でした。

再びバスに乗り、今夜の宿へと向かいます。
予約したのは
玉造温泉「松乃湯」さん。
松江城のそばのバス停からダイレクトで宿の最寄りのバス停まで行ける路線があったのは助かりました。

部屋で少し休んだあと、お食事会場へ。
予約した時に食事の量がとにかく多いというレビューは見ていたものの・・・
予想以上でした;
前菜から始まり、船盛りだの蟹だのお肉だの、そこに鍋もどーん!
汁物も2回出て、お米も土鍋で提供され、どれも美味しかったけどどんどん真顔に・・・。
しかし!ここで満腹ではいけないのです!何故なら!

デザートがワゴンで出てくる事も知っていたから!

しばらく動けませんでした・・・ご馳走様でした。

叔母が満腹のため、部屋で横になったらそのまままったりしてしまったので、ワタシは母と大浴場へ。
玉造温泉といえば美肌の湯。
肌の弱いワタシはとても楽しみでした。
お湯の温度も丁度良くて、母も湯につかるなり
「ここを選んでくれてありがとう!」と。
良かった良かった。

お風呂場にはシャンプーが各種置いてあって好きなものが選べるようになっていたり、ネイルコーナーがあったり
ホスピタリティーが行き届いた良いお宿でしたよ。

空からの景色をリアルタイムでお届け出来るなんていい時代だ・・・。

出雲大社。参拝中だけ雨でした。

一畑電車の駅はどこも可愛らしいなあ。

宍道湖キラキラ。


興雲閣と松江城。美しい・・・。

本日のお宿、松乃湯さん。レストランには巨大勾玉のオブジェが。でかっ。

2月6日(日) くもり時々雨

早朝に起き出し、朝風呂。
昨夜は暗いし外が見れないだろうからという事で今日は露天に入ってみたのですが
特に外の景色が見られるような露天ではありませんでした;
でもさすが美肌の湯。かさかさで粉が吹いていたワタシの足がしっとり!
毎日入れる環境ならワタシのアトピーも良くなるかもなあ・・・いいなあ。

お風呂から上がって朝食の時間まで、まだ少し時間があったので
朝のお散歩。
「玉造湯神社」に朝のお参りをしにいきました。
ガイドブックにはいかにも女子向けの縁結びスポットのように紹介されていたのですが
お社の造りも細やかだし、奥には土俵が設けられていたりで
なかなか良い神社でしたよ。

宿の前を通る川もいい感じ。時間があったら足湯スペースでのんびりしたかったな〜。

朝食をいただいて、9時頃出発。
フロントで今日の行き先を相談したら、駅まで送ってくださいました。
何から何までお世話になって快適でした。

玉造温泉駅から特急に乗り、30分弱
安来駅へ向かいます。

そこから更に無料のシャトルバスに乗って、本日の目的地、
「足立美術館」へ。
庭園が素晴らしい事で有名な美術館なので、欧米からの旅行者も結構いらっしゃっていました。
庭園が望める大きな窓は、そのまま一枚の絵のようで美しかったです。

帰りのシャトルバスの時間を見て、美術館に併設されているお寿司屋さんで本日のランチ。

本当は今日は時間が余りそうだったら
境港まで足を伸ばして海の幸ランチといくところだったのですが
今回は境港は諦めたので、こちらで魚介充。
お寿司はどれもとっても美味しかったですよ。
10年前までワタシは生魚が食べられなかったので、お寿司屋さんに入れる事がワタシ以上に母と叔母にとっては感激だったようです(笑)
ごめんね今までワタシに遠慮してお寿司屋さん行けなくて・・・。

バスで安来駅に戻って、そこから山陰線で
JR松江駅へ。
松江駅とても大きな駅ですね。

駅に荷物を預けてから、今日は徒歩で松江城のほうへ歩いていってみます。
今日は昨日に比べると暖かかったので、歩くのは苦ではなかったのですが
また雨が降ってきましたよ・・・。

二日間とも晴れたり降ったり落ち着かないお天気でしたが、さほど濡れる事もなく目的地の
「小泉八雲旧家」へ。
松江城の裏手のほうに、武家屋敷とともに建ってます。
大きくはないけど、一等地にあって暮らしやすそうなお宅でした。

帰りはバスで松江駅まで戻り、空港行きのバスの時間までお土産を見たり、スタバで休憩したり。
夕食の時間はまだ早かったので、駅前のコンビニで飛行機の中で食べるおにぎりを調達。

空港行きのバスを待つ長蛇の列に乗れるのかとハラハラしたのですが、
あ、二台に分乗できたのね・・・。

帰りの空港は東京に向かう最終便という事で満席。
搭乗まであまり時間が無かったのですが、空港好きとしてはしっかり最後まで堪能します。

そしたら搭乗ゲートの売店で、TVで紹介されていた
「バラパン」が!
バラパンってこのあたりの名物だったんですね!
最後の最後で知ったので一個しか買えなかったんですが、最初から知っていたらもっと買えたのにな〜!
島根に関係のある知り合いもいないし、これはバラパン目当てにまた島根に行くしか・・・(笑)

玉造湯神社。朝のお参り清々しいですな。

2匹の鯉が仲良くいましたよ。・・・って、実は黒い子がもう一匹います。

やくもでびゅ〜ん

足立美術館の庭園。広大な敷地に作られた作品です。

戻りま〜す

散策の途中にはこんなクラシックな建物も。

八雲の家の庭園もなかなか素敵。この時はお天気雨でした。


空港で購入したコーヒーバラパン。
ほろ苦くて見た目よりも甘くなく食べやすいです。あ〜また食べたい!


☆余談ですが1日目の松江城から宿に向かう間のどこかで手袋を片方落としてしまいました;
今片方だけお家にいます・・・。
島根の方どなたか見つけたらお知らせください・・・。
(ちなみに叔母も同じくらいに手袋落としたらしいです・・・叔母は両方;)


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